• なまけ者ですが、地磯のカゴ釣りで大物を狙います。

青物はいずこへ

11月13日

ここ最近は温暖化の影響で海水温や潮(黒潮や対馬海流)の流れが変わってしまい、釣れる魚が変わりました。
以前は秋になると割と浅場で釣れていたヒラマサがぴったりと釣れなくなり、それに伴って釣り人も減りました。
秋によく行く磯はいつ行っても自分一人で、そこでよく会っていた釣り仲間の姿もなくなりました。

この日も自分一人で、撒き餌も一人分で少量なので回遊魚を呼び寄せられません。
相変わらずサンバソーの幼魚(5cm~10cm位)がエサ取りで、あっというまに餌がとられ、他の魚の口に届きません。
が、12時前にやっと餌が残ってかえってきました、すると時々小さいグレがかかります。 放流サイズですが当たりがあるだけでもまだましです。
少し手前に投げた仕掛けがゆっくり沖にながれていくのを眺めていた時、突然にウキの当たりにきずく前に竿がひったくられ、スプールからすごい勢いで糸が出ていきました。
すかさず大合わせをすると一気に魚が底に潜ろうとします、竿を横にして魚の引きに耐えます。
最初の引きが強くて青物だと思っていましたが、意外と走らないし、竿に角度をつけて引きをためるとのされるほどではなく、十分に耐えられます、そして「ぐんぐん」という節のある引きで青物でないととを確信しました。

それは、60cmを超える、きれいな真鯛でした。

真鯛 60cmオーバー

その後、ちょっとましなグレを一匹釣ってこの日は終了でした。


その日は、グレの刺身と炙り、翌日に真鯛の半身を刺身、握り鮨、鯛しゃぶで美味しく頂きました。
残りの半身と頭、カマは知り合いに嫁入りしました。

ああ、ヒラマサのあの強い引きを味わいたいなあとしみじみ思います。    

つづく

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